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数理の翼Nセミナーとは

数理科学に強い関心を抱く日本全国の中学生・高校生を対象としたオンラインセミナーであり、
地域や学年を超え、セミナー後も継続するようなネットワークが形成されます。
セミナーでは講師やスタッフを含めた全ての参加者と深い交流を持つ中で、
学び、主体的に考え、最先端の研究の一端を垣間見るという
普段の学校生活では得られない体験をすることができます。

数理の翼とは

更新情報 NEWS

2021年4月25日
募集期間は終了しました
2021年4月17日
村上修一先生が講師に決定しました
募集要項に村上先生の情報を追加しました
2021年4月10日
参加者募集を開始しました
募集要項を熟読の上ご応募ください
2021年4月6日
白木賢太郎先生菊川雄司先生が講師に決定しました
募集要項に先生方の情報を追加しました
2021年4月1日
深谷賢治先生が講師に決定しました
2021年4月1日
ウェブサイトを公開しました
応募は4月10日からになります

セミナー概要 OVERVIEW

開催日程
5月15日(土), 16日(日)
開催形式
オンライン開催
応募期間
4月10日(土)〜 4月25日(日)13:00送信分まで
参加費
無料
主催
特定非営利活動法人 数理の翼
特別協賛
学校法人角川ドワンゴ学園
参加予定数
40人程度
対象学年
中学1年生から高校3年生、または3年生以下の高専生
お問い合わせ先
n2021@npo-tsubasa.jp
オンラインセミナーの1〜2ヶ月後に、地域ごとに対面での日帰りワークショップも計画しております。
参加は任意であり、詳細は別途オンラインセミナー参加者にご連絡いたします。
尚、新型コロナウイルスの感染対策を十分に講じた上で開催し、感染拡大状況等によって実施を見合わせる場合があります。

募集要項はこちら

プログラム PROGRAM

講義

数理科学をはじめとする科学の各分野で第一線の研究に携わる著名な研究者の方々に、中高生だからといって遠慮することのないようなハイレベルな講義をお願いしています。
講義の内容が十分に理解できないということもしばしばあるかもしれませんが、本セミナーではそのようなときに湧いてくる疑問点や興味を重視しています。 講師の先生に直接質問したり参加者間で意見を交わしたりする中でより深い理解や探究心を培ってください。

また、数理の翼セミナーは過去50回以上開催されており、大学・研究所などで研究職をされる過去の参加者の方も多くいらっしゃいます。このような方の中からも講師を引き受けていただいています。

夜ゼミ

夜の自由時間に参加者間で自主的に開くゼミのことです。 過去の数理の翼セミナーでは夕食後に大部屋で夜ゼミを開催していましたが、本セミナーでもオンラインツールを活用して夜ゼミを開催できる環境をご用意します。
過去の夜ゼミの内容の例として、以下のようなものがあります。

  • 講義の解説や疑問点について
  • 参加者が普段勉強・研究している科学諸分野について
  • 大学の研究室の様子について
  • 参加者の趣味について

夜ゼミは全国から集まった参加者と交流する機会に留まらず、講師の先生方にご参加いただけることもあります。気軽に参加してみましょう。

講師紹介 SPEAKER

深谷 賢治先生

Kenji Fukaya

Simons Center for Geometry and Physics,
State University of New York Stony Brook
Stony Brook NY USA 教授

深谷先生は、幾何学を専門に数学の研究をされております。 現在は特に、シンプレクティック幾何学とゲージ理論を研究されています。
また、大きな業績としては、ホモロジカルミラー対称性予想にかかわる、深谷圏の定式化などが挙げられます。 シンプレクティック幾何学やゲージ理論といった先生の研究対象は、物理学に起源を持つものではありますが、幾何学のことばを用いて記述される数学的な研究対象です。 物理という宇宙の根本原理から、抽象的な数学の世界が広がる。 そんな美しい世界を、ぜひ体験してみてください。

幾何学 ハミルトン力学系 ゲージ変換 モジュライ空間
1959年
生まれ
1983年
東京大学修士卒
1983-1993年
東京大学(助手ー助教授,理学部,教養部,数理科学研究科)
1994-2013年
京都大学教授
2013年-
現職

村上修一先生

Shuichi Murakami

東京工業大学理学院物理学系

村上先生はトポロジカル相やスピン流を対象とする物性理論を研究されています。 物性理論では、構成粒子の微視的な振る舞いを数学を用いて理解することで、物質の巨視的現象の発見を試みます。 例えば電気伝導に関して特異な性質を持つトポロジカル絶縁体の物性は、トポロジーという数学のことばによって説明できます。
抽象的な数学概念が特徴的な物理現象に目に見える形で結びつく面白さや、 ミクロな構造の考察からマクロな現象の予言ができる興味深さをぜひ実感してください。

1995年
東京大学大学院理学系研究科物理学専攻修士課程修了
1995-1996年
日本学術振興会特別研究員(DC1)
1996-2007年
東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻 助手
2000-2001年
スタンフォード大学物理学科 客員研究員
2007-2012年
東京工業大学大学院理工学研究科物性物理学専攻 准教授
2007-2011年
(独)科学技術振興機構 さきがけ研究員(兼任)
2012-2016年
東京工業大学大学院理工学研究科物性物理学専攻 教授
2016年-現在
東京工業大学理学院物理学系 教授 (改組による所属変更)
2012年-現在
東京工業大学元素戦略研究センター 教授
2018年-現在
科学技術振興機構・さきがけ「トポロジカル材料科学と革新的機能創出」研究総括
2019年-現在
日本学術振興会・学術システム研究センター・専門研究員

白木 賢太郎先生

Kentaro Shiraki

筑波大学 数理物質系 教授

白木先生は蛋白質の研究をなさっている研究者です。 特に重要なキーワードは相分離生物学です。 相分離生物学というのは、従来の生物学の教科書に書かれていた代謝や遺伝子発現などの重要な話題が、 蛋白質の溶液物性を調べることで、現象の解釈の仕方に新たな視点を取り込める最近の生物学のホットトピックです。 シンプルな物理現象から複雑な生命現象を説明することができるという相分離生物学の魅力をぜひ感じてください。

相分離生物学 蛋白質 バイオテクノロジー
1994年
大阪大学理学部生物学科卒業
1999年
大阪大学大学院理学研究科生物科学専攻博士後期課程修了。博士(理学)
1996年
日本学術振興会特別研究員DC1
1999年
科学技術振興事業団博士研究員
2001年
北陸先端科学技術大学院大学材料科学研究科助手
2004年
筑波大学大学院数理物質科学研究科助教授
2007年
筑波大学大学院数理物質科学研究科准教授
2016年
筑波大学数理物質系教授
2020年
筑波大学理工学群応用理工学類学類長(兼務)

菊川 雄司先生

Yuji Kikukawa

金沢大学 理工研究域物質化学系 准教授

私たちの身の回りは、化学製品に溢れかえっています。 限りある資源を有効に活用し、持続可能な社会を実現するためには、既存の技術を改善、改良していく必要があります。 エネルギー問題、環境問題に対して取り組むべき課題を念頭に、ナノサイズの無機構造体の精密制御を行っています。 poly(たくさん)oxo(酸素)metal(金属)ate(負電荷)(ポリオキソメタレート)と呼ばれる化合物群の持つ構造の美しさ、展開されてきた化学、今後の可能性について紹介します。

keywords
2006年
東京大学 工学部応用化学科 卒業
2011年
東京大学大学院工学系研究科 応用化学専攻 博士課程 修了
2011年4月
東京大学大学院 工学系研究科 応用化学専攻 博士研究員
2014年4月-2018年10月
金沢大学 理工研究域 物質化学専攻 助教
2016年10月-2020年3月
JST さきがけ研究員(兼任)
2018年11月-
金沢大学 理工研究域 物質化学専攻 准教授

よくあるお問い合わせ Q&A

応募結果はいつごろわかりますか?
5月初旬にメールにて連絡します。
参加可能な学年を
教えてください。
セミナー時点で中学1年生から高校3年生相当が対象です。詳しくは募集要項をご覧ください。
他の参加者のレベルに
ついていけるのか不安です。
参加していただくあなた自身もセミナーを構成する重要な要素になります。 好奇心に満ちあふれたまっすぐな目を忘れずに持ってきてください。 知らないことや分からないことを恐れず積極的に参加することで、数理の翼Nセミナーをより輝きの増した魅力的なものにしていきましょう。
セミナーについてあらかじめ
質問したいことがあります。
n2021@npo-tsubasa.jpまでお気軽にご連絡ください!