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伊計島セミナー2018 presented by 数理の翼

MATH ISLAND

開催期間:2018年8月23日(木)~27日(月)

応募締切:5月31日(木)

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今年の伊計島セミナーはこちら!

数理の翼 伊計島セミナー2025

2025年3月開催の伊計島セミナー2025はこちらから!沖縄県伊計島で最先端の数理科学に浸る4泊5日間
応募は1/10(金) 20時まで!

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数理の翼 伊計島セミナーとは

『数理科学に強い関心を抱く』中学生・高校生を対象とした4泊5日の合宿形式のセミナーであり、
日本全国から中学生・高校生が集合し、地域や学年を超えたネットワークが形成されます。
セミナーでは講師やTAを含めた全ての人々と時間を共有し、
深い交流を持つことで、学び、主体的に考え、対話したり、最先端の研究の一端を垣間見ることで、
普段の学校生活では得られない体験をすることができます。

数理の翼とは

セミナー概要 OVERVIEW

開催日程
2018年8月23日(木)~27日(月)
応募締切
2018年5月31日(木)
参加費
1万円(宿泊費、食費の一部として)
※原則最寄り空港からの指定便の往復航空券を支給します
会場
沖縄県うるま市伊計島 N高等学校伊計本校
主催
特定非営利活動法人 数理の翼
特別協賛
株式会社ドワンゴ
参加予定数
中学生・高校生20名程度

募集要項はこちら

プログラム PROGRAM

講義

数理科学をはじめとする科学の各分野から、第一線の研究をなさっている著名な研究者の方々を数名招待し、それぞれの専門分野に関する密度の濃い話がなされます。講師の先生方には、高校生だからといって遠慮することの無いハイレベルな講義をして下さるようお願いし、極めて濃密な講義が行われています。
あまり馴染みのない分野もあるかもしれませんが、すべての講義に対して興味を持って聞いてみてください。今までとは違った興味が芽生えたり、もっと数理科学を好きになったりするかもしれません。講義の内容が十分には理解できないということもしばしばあるかもしれませんが、自分にとって未知なことが沢山ある、ということを認識し、講義をききながら疑問点や興味が自然発生的に湧いてくることを重視しています。これらの疑問点や興味は、セミナーの中で講師の先生方に直接質問したり、他の参加者と話し合う中で、解消されたり、あるいはより一層深く掘り下げられていきます。
また数理の翼セミナーは過去38回の開催を超え、過去参加者であった同窓生の中には、既に大学・研究所などで研究職に携わる方も増えてまいりました。そこで、このようなセミナーOB・OGの中からも講師を引き受けて頂いています。

夜ゼミ

夜の自由時間に参加者が自主的に開くゼミのことです。
セミナーでは、プログラムのない夕食後から就寝時間までを、宿泊施設内での自由時間としています。この時間、「夜ゼミ用」として開放している部屋があります。そして、携帯用ホワイトボードを囲んで就寝時間が来るまで白熱した議論が交わすことができます。
夜ゼミは、大学生の班長や、部屋に集まった参加者が自由に開くことができます。ゼミの中身は、昼間の講義についての解説や疑問点に関する夜ゼミがもっともメジャーですがそれだけに留まらず、数学や物理学、生物学などの諸分野について、参加者が日頃考えていることを発表、討論したりするような夜ゼミもあれば、大学生が高校生に大学の研究室の様子を説明する夜ゼミもあれば、自分たちの人生観などについて討論する夜ゼミなど様々で、個々の興味分野について情報を交換・吸収したり、意見を闘わせることがきます。全国から集まった参加者や講師の方々、大学生の班長と様々な人と交流する良い機会です。気軽に参加してみましょう。

企画

私たちのまわりにはパソコン・スマートフォンなどの身近な電子機器そのものや、インターネットやGPSなど情報技術まで,広く科学で説明される現象や技術を用いたものがたくさんあります。このように,人類のこれまでの科学の成果は私たちの生活の至る所で利用されています。『企画』では、そんな『日常の科学』の中からテーマを取り上げ、参加者の皆さん自身に手を動かして取り組んでもらいます。教科書にも載っていて日常生活になくてはならない「あの科学」も、実際に作ってみるのは案外難しいかもしれません。参加者が班に分かれ,班のメンバーで協力し活動に取り組むことで,他の参加者の輝きに触れ,また自身も自分の輝きに気づくことができるでしょう。

講師紹介 SPEAKER

星 裕一郎先生

Yuichiro Hoshi

所属:京都大学 数理解析研究所
無限解析研究部門 准教授

乗法的情報による有理数の加法の復元

有理数からなる集合の中では、「加法(=足し算)」と「乗法(=掛け算)」を自由に行うことができます。この加法と乗法は、非常に複雑に絡み合っており、整数に関わる様々な問題の難しさは、ある意味において、この複雑な絡み合いに起因していると考えられます。一方、この絡み合いを活用することで、加法という操作を乗法的なある情報によって記述・復元することができます。本講義では、そのような復元を議論したいと思います。

2004年
東京工業大学 理学部 数学科 卒業
2006年
京都大学大学院 理学研究科 数学・数理解析専攻 修士号取得
2007年
京都大学 数理解析研究所 基礎数理研究部門 助教
2009年
京都大学 数理解析研究所 博士号取得
2011年
京都大学 数理解析研究所 無限解析研究部門 講師
2017年
京都大学 数理解析研究所 無限解析研究部門 准教授

白石 直人先生

Naoto Shiraishi

所属:慶應義塾大学理工学部 物理学科 学振PD

エントロピーとマクロの普遍法則

「エントロピーは増大する」「エントロピーは乱雑さである」などのフレーズは、耳にしたことはある人が多いだろう。しかし、そもそもエントロピーとは何なのだろうか。
本講義では、まずマクロな現象論である熱力学、及びこれをミクロとつなぎ合わせる統計力学を、エントロピーの理解を軸にしつつ概観する。その後「ゆらぐ系の熱力学」に話を進め、「エントロピーが減るような稀な出来事」の発生確率の関係式のような、最近の結果についても議論したい。

2012年
東京大学理学部物理学科 卒業
2014年
東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻相関基礎科学系 修士号取得
2017年
東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻相関基礎科学系 博士号取得
2017年
慶應義塾大学理工学部 物理学科 学振PD

秋田 純一先生

Junichi Akita

所属:金沢大学 理工学域 電子情報通信学類 教授

コンピュータのソフトとハードの境界、そしてIoTへ

近年のコンピュータの高度化・複雑化により、物理実体であるハードウエアと、そこで動くソフトウエアが学術的にも産業的にも明確に分離されつつあります。その一方、IoT時代には両者に関する深い知識と実践が必要なだけでなく、様々な技術的・社会的な背景のもと、学術的にも産業的にも融合されつつあります。本講義では、コンピュータの物理実体である半導体素子を軸に、これらの背景と最近の世の中の動向、そして将来について俯瞰したいと思います。

1993年
東京大学工学部電子工学科 卒業
1995年
東京大学工学研究科 修士号取得
1998年
東京大学工学研究科 博士号取得
1998年
金沢大学 工学部 電気・情報工学科 助手
2000年
公立はこだて未来大学 システム情報科学部情報アーキテクチャ学科 講師
2004年
金沢大学 大学院自然科学研究科 講師
2007年
金沢大学 理工学域 電子情報学類 准教授
2011年
金沢大学 理工学域 電子情報学類 教授

大野 健太先生

Kenta Oono

所属:株式会社 Preferred Networks
東京大学 情報理工学研究科 博士課程

機械学習・深層学習の概要と最近の研究について

機械学習はデータを活用して計算機に認識・推論など高度な判断を行わせるための技術です。数学・物理学・統計学など基礎分野から自然言語処理・画像解析・音声認識など応用分野まで広がる学際領域であり、また、企業が経済活動の中で生み出した膨大なデータを活かす手段として産業界からも注目されています。本講演では機械学習、特にその中でも2010年代から注目を集めている深層学習について、私自身の研究も含めて紹介します。

2009年
東京大学理学部数学科 卒業
2011年
東京大学大学院数理科学研究科 修士号取得
2011年
株式会社 Preferred Infrastructure 入社
2014年
株式会社 Preferred Networks 入社

よくあるお問い合わせ Q&A

結果はいつごろわかりますか?
6月中旬までにメールにて連絡します。
講師の先生方には講義時間以外
質問等できるでしょうか?
はい、できます。講師の先生方には基本的には食事を共にしたり夜ゼミにも参加していただき、参加者の皆さんと積極的に交流を持っていただいています。
他の参加者のレベルに
ついていけるのか不安です。
参加していただくあなた自身もセミナーを構成する重要な要素になります。好奇心に満ちあふれたまっすぐな目を忘れずに持ってきてください。知らないことや分からないことを恐れず積極的に参加することで、数理の翼伊計島セミナーをより輝きの増した魅力的なものにしていきましょう。

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